方程式のはなし

先日、途中式を丁寧に書くだけで計算問題の正答率がぐんと上がっている生徒が何人もいると追うのはお話ししました。それに関連した方程式の話です。解が分数になる場合、符号のミスなどと同じように、分子と分母が逆になってしまうというミスをする生徒が意外と多いのです。原因は何か。答えは簡単です。等式の性質で一番最初に学習するA÷C=B÷C。これが原因に繋がっているケースが非常に多いんです。3x=9のようにxの係数で割り切れる場合は普通に正解が出せるのに、5x=2だととたんに不正解になってしまう。そういう人たちはいませんか。そのような人たちは÷という意識が強すぎるのかもしれません。xの係数を1にするにいは、逆数をかけるということを意識してみてください。右辺左辺ともに逆数の1/5をかけることで、xの係数は1になります。しかも、こうすれば、分子分母が逆の答えになってしまうことはなくなるはずです。ぜひ実践してみてください。